女唎酒師軍団は2016年で10 周年! それを記念しての軍団酒Part3は、奥多摩の豊かな自然の中にある、澤乃井でお馴染みの小澤酒造様にご協力いただいて造っていただくことになりました。この日は櫂入れ(かいいれ)作業をやらせていただきました。

当日は雪残る晴天の日。 暖かい光に包まれながら少しひんやりした土壁の蔵では、軍団メンバーも初めて見るタイプの火入れ作業と、昨日まで吟醸を仕込んでいたという部屋には清酒の良い香りが立ち込めていました。

まず最初は蔵を見学させていただきました。小澤酒造様は通常の見学コースもしっかりしているのですが、普段入れない部屋も見せていただきました。古き良き伝統を残した土壁の蔵で蔵内は夏冬ともに気温を保ち、木造の部分は大きな大木から作られたハリなど当時からの歴史を感じました。

精米部門の澤田茂様からは「お米を仕入れてから精米までの過程」での技術的な工夫を色々伺いました。
磁石を使って細かい砂鉄さえも残さないようにされている技術では、その磁石の強さを体感。思いっきり引っ張るも「ビク!」 ともしませんでしたw

また、 お米も色があるものを選別する機械もみせていただきました(目視 では白く見えるお米も、細かく選別されています:写真右)。
お酒造りには影響は及ぼさないけれど、酒粕に色が少し残ってしま うと誤解を招ねかねないので、消費者の方により安心してお酒を飲 んでいただいたり、酒粕を使っていただくため、こういった細部に いたる工夫をされているんだなぁと。

また「蒸し」の機械は、専門家の方と共同開発された「上から蒸気をあてて蒸す」という特許をとられた製法で蒸されていました。
しかし、 特許も独占されず他の企業にもその技術を解放されています!

そして、いよいよ!かいいれ作業です!指導いただくのは、杜氏 田中充郎様。
小澤酒造様は機械が多いと感じているかたもいるかと思いますが、機械を導入しつつも現場にキチンと顔を出し、最終的には人の力で仕上げているという熱い思いを話していただき ました。 企業規模は各蔵様々ですが、私はそれぞれの役割の中で皆様が信念を持って日本酒を愛して造られていると感じています。

さぁ!そんな熱いかたの指導のもと作業開始!!!
櫂棒(かいぼう)は約4m!!タンクは中は約1万5千リットル。 混ぜます!みんな力強く混ぜます!!!

部屋中に立ち込める清酒の香りの中、続く作業作業! 力仕事だと理解しながらも、 吸い込まれそうな勢いに度胸も必要と実感(個人感想です)。
遠くにみえる留添えの液面は、美味しくなってほしいという思いからかより可愛く感じました。


さぁ!次はラベル貼りです!次回のレポートをお待ち下さい!

【今回ご協力いただきました! 今後も軍団酒を宜しくお願い致します!】
小澤幹夫様(左)「奇を狙わず、手間を惜しまず、 努力を怠らず300年の澤乃井の歴史を繋いでくれた
歴代の蔵元、杜氏、社員達に恥ずかしくない仕事をする。 それが澤乃井を繋ぎそして高めてくれると信じてこれからも取り組 んでまいります。」

杜氏 田中充郎様(右)「去年よりも今年、今年よりも来年、 向上心をもって酒造りとむきあっていきます。」

レポート: 嶋児