清酒を搾った後に出来る酒粕には、アルコールが8%程度含まれていて、これを原料にしたものが、粕取焼酎と呼ばれます。

伝統的な蒸留方法としては、独得の蒸篭式の蒸留機を使うことと、蒸しを上手く行うために籾殻を酒粕に混ぜて蒸留することにあります。

この粕取焼酎用の蒸篭型蒸留機は、福岡県出身の江戸の農学者、宮崎安貞が中国から伝えられたといわれ、17 世紀頃に発祥したようです。もともと木製の四角い蒸篭の底に竹を入れ、蒸気が通り抜けるようにされた装置(100 ~ 120cm 四方の5段重ね)に籾殻を混ぜた酒粕を入れ、セイロの下から蒸気を通して蒸留します。